自己肯定感について。自分が嫌い、自分を好きになりたいという人は、まずセルフトークに気づいてみよう。

今回は自己肯定感について書いてみたいと思う。

 

自己肯定感とは書いて字のごとく、自分を肯定している感覚や感情のことだ。

私は自己肯定感を高めることがいかに大事か、そしてどれほど人生に影響を与えているのか気づくのに、かなり時間がかかってしまった。

もったいない!

 

かつての私は自分が大嫌いだった。

もちろん好きな部分も自慢できる部分も少しはあったけれど、そんなもの慰めにもならないくらい自分が大嫌いだった。

外見も性格も大嫌いだったが、どうしてそこまで自分を嫌いになってしまったのかは分からない。いつの間にかそういう自分が出来上がっていた。

そして驚くべきことに自分が自分をどれほど嫌っているのか大人になるまで…と言うか、こんな年になるまで気がつかずにいた。

 

私の人生がこんなにも生き辛かった理由の大半は、この驚くべき自己肯定感の低さにあるのではないかと思う。

 

だからもし、自分が嫌い、自分を好きになりたいという人がいたら、自己肯定感を高める方法を知って欲しい。私のように時間を無駄にする必要はない。

 

自己肯定感を高めるにはいろいろな方法があるが、まずはセルフトークに気づくことが大事だ。

 

セルフトークとは、自分で自分にかけている言葉。

自分を好きになれない人の多くは、自分に手厳しい言葉をかけているのではないだろうか。私がそうだった。と言うか、私の場合は酷すぎて一人虐待と言えるレベルだった。

 

ある自己肯定感について書かれた本の中には「もしそれが友達であっても、そのような言葉をかけますか?」とあった。

あなたはどうだろうか?

私はそういう言葉を平気で自分にかけていた。自分に酷い言葉を浴びせながら大人になってしまった。

 

そのことをはっきりと意識したのは、ある一本の映画がきっかけだった。

クラウド アトラス」

19世紀から文明が崩壊した未来までを舞台に、6つの物語が絡み合いながら展開していく壮大なSF映画だ。トム・ハンクスハル・ベリーなどが出演している。

その物語の一つにオールド・ジョージと言うキャラクターが出てくる。

醜く汚らわしい姿のそれはトム・ハンクスが演じるキャラクターの心の闇の部分であり、彼に彼自身が抱えている恐れや疑念を耳元で囁く。すると彼はないものを恐れて、真実ではないものを信じてしまう。彼が見る世界は醜いオールド・ジョージに歪められていく。

 

オールド・ジョージは私だった。

心の闇を、恐れや疑念を、どこからともなく現れて耳元で囁く。

それは私が私にしていたこととまったく同じだった。

私はないものを恐れて、真実ではないものを信じた。私が見る世界は私自身が歪めていたんだ。

 

その映画を見た後、ショックだったけど気づくことができてよかったと思った。

自分が自分にどんなに酷いことをしていたか、客観的に見ることができた。

 

セルフトークの癖を変えるのは難しい。

私もまだ、うっかり自分に酷いことを言ってしまうときがある。

でも今は、酷いことを言ってしまった後に気づくことができるようになった。気づいて「ごめんね」と謝ることができる。

今までずいぶん酷いことをしてきたから仲直りには時間がかかるかも知れない。

それでも少しずつ、自分を自分に好きになってもらえるよう、自分の言葉を伝えていきたい。大好きな友達に話すように、自分に話しかけていきたい。

 

もし興味がある人はオールド・ジョージ、チェックしてみて欲しい。

 

クラウド アトラス [DVD]

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Life is beautiful.